ミネラルオイル（流動パラフィン）は寒冷地に向きません

氷点下以下の所にシリコンオイルとミネラルオイル（流動パラフィン）を置き、変化があるかどうか検証してみました。

検証結果

シリコンオイルとミネラルオイルを冷凍庫（－１６℃）に入れ、一晩置いてみました。
結果、ミネラルオイル（流動パラフィン）が白く曇り、固体になっておりました。
シリコンオイルは変化がありません。

ビーカーが大きくて、スターアニスが入っている方がシリコンオイルです。
（※撮影場所はエアコンの効いた部屋です。）

寒冷地でハーバリウムを飾る場合はミネラルオイル（流動パラフィン）よりシリコンオイルを使った方がいいようですね。

私が住んでいる所では-5度以下にはなりませんでした。

まずは外の換気のいい所にシリコンオイルと流動パラフィンを置いてみて試してみましたけど、ここ愛知県岡崎市はめったに氷点下以下になりません。
一番寒かった日に外でチェックしてみましたけど、雪が降った日の-2度・・・変化なしでした。

もっと寒くならないと変化が起こらない？
・・・ということで、冷凍庫と耐熱ガラスビーカーを使用して検証しなおしました。

冷凍庫のスペースができるまで時間がかかったので、遅くなりました。

考察

この実験で成分表でチェックすべき箇所は「流動点」と「曇点」です。

ミネラルオイル（流動パラフィン）・・・流動点：-9度以下、曇点：氷点下付近
シリコンオイル・・・流動点：-50度以下、曇点：データなし

比較するとミネラルオイルは寒さにダメということが分かりますね！
それを実際に検証した結果がアップした写真になります。

温かな場所に置いてしばらくすると元の無色透明に戻ります。

冷凍庫から出した当時はつまようじで刺すとゼリーみたいに穴がプスプスあき、つまようじが立ったのですが、しばらく経つととろみがでてきました。
そしてエアコンの効いた部屋に入れた30分後にはサラサラの透明に戻りました。